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ロー燃料噴射弁BH・CH・DH・EHでは、ハイフロー化を行っていない燃料噴射弁に対してNOx低減率はほぼ同等に抑えられ、燃費性能を約1%改善した。

試験ケース別のNOx低減の関係は、表1で示した各燃料噴射弁仕様の噴口径に開係があり、噴口数では燃料噴射弁タイプがD・E(プレ4穴、メイン8穴)よりも、B・C(プレ3穴、メイン9穴)のもの、また(プレ噴射量)/(全噴射料)の割合では、燃料噴射弁D(3%)よりもE(6%)、B(3%)よりもC(6%)がNOx低減に貢献している。なお、燃料噴射弁A(標準)における最適ポイントもNOxを低減していることが確認された。

燃料消費率は各試験ケースとも若干増加傾向にあるが、レベルの低いものであることが確認され、プレハイフロー燃料噴射弁TA0412BHでは燃料消費率増加なしに40%NOxを低減し、当初の目標を達成した。

 

E3テストサイクル

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図6 E3テストサイクル計測結果

 

 

 

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