3.2.2 検出装置の設計とその構造 クランク軸の自由端と出力端に取り付けられた内歯歯車と、それらに対向して機関ケーシング側に取り付けられた同じ歯数を有する互いに噛み合わない外歯歯車方式の電磁ピックアップとで構成される図9のような検出装置を設計した。
3.2.2 検出装置の設計とその構造
クランク軸の自由端と出力端に取り付けられた内歯歯車と、それらに対向して機関ケーシング側に取り付けられた同じ歯数を有する互いに噛み合わない外歯歯車方式の電磁ピックアップとで構成される図9のような検出装置を設計した。
図9 検出器断面
3.2.3 位相差演算処理方法 図10は位相差演算器の演算処理ブロック図である。前述の自由端及び出力端の二つの検出装置の角度信号をディジタルパルスカウント方式を利用し、信号の一周期ごとに差を演算して、最後に高速D/A変換を行ってアナログ信号として出力する。
3.2.3 位相差演算処理方法
図10は位相差演算器の演算処理ブロック図である。前述の自由端及び出力端の二つの検出装置の角度信号をディジタルパルスカウント方式を利用し、信号の一周期ごとに差を演算して、最後に高速D/A変換を行ってアナログ信号として出力する。
図10 位相差演算処理ブロック
3.3 試験計測装置の概要 図11に今回の調査研究に使用した試験計測装置の概要を示す。ねじれ角度センサからの信号は位相差演算器で演算処理され、クランク軸のねじれ角度に変換された後各シリンダ内ガス圧力と同時にデータレコーダに記録し、パソコンで解析処理を行った。 3.3.1 試験に使用した機関仕様 形式 4サイクル舶用低速ディーゼル機関 AX28 定格出力 1000PS 定格回転数 400rpm シリンダ径 280mm ピストンストローク 530mm シリンダ数 3シリンダ
3.3 試験計測装置の概要
図11に今回の調査研究に使用した試験計測装置の概要を示す。ねじれ角度センサからの信号は位相差演算器で演算処理され、クランク軸のねじれ角度に変換された後各シリンダ内ガス圧力と同時にデータレコーダに記録し、パソコンで解析処理を行った。
3.3.1 試験に使用した機関仕様
形式 4サイクル舶用低速ディーゼル機関 AX28
定格出力 1000PS
定格回転数 400rpm
シリンダ径 280mm
ピストンストローク 530mm
シリンダ数 3シリンダ
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