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第4章 「台湾」

 

第1節 台湾の基本的指標:JETROなど

 

地域:

Taiwan

国土面積:

36,000平方キロメ−トル(日本の0.09倍)

人口:

2,155万人(97年央)

首都:

台北市(259万人)

主要言語:

公用語は北京語(日常は「台湾語」も使われる)

宗教:

仏教、道教が中心

通貨:

台湾元(97年12月末1ドル=33.51元)

農林水産:

コメ、モロコシ、大豆など穀類、木材など盛況。水産漁獲量130万トン規模

鉱業:

95年石炭23万t、原油5766万l、天然ガス8.9億立方メートル、硫黄、塩

工業:

肉、綿糸、紙巻、織物、化学繊維、パルプ、粗糖、プラスティック、電化製品、船舶

貿易依存度:

輸出42.5%:'95年1,118億ドル:電気機械、事務機械、繊維織物、食料動物

輸入39.4%;95年1,037億ドル:半導体、化学製品、鉱物燃料、鉄鋼、自動車

観光'97年:観光客237万人規模 観光収入 n.a.

外貨準備高:

'95年 910億ドル

政治情勢:

1949年12月7日の国民党政府の台湾移転。1971年10月の国連関係断絶、1972年9月の日中国交樹立に伴う日本との断交など、台湾は大陸、中国との関係が陰に陽に現れ、多くの国との国交断絶が続き、大陸との間では常に臨戦態勢下での「奇跡の経済成長」を遂げ、アジア新興開発途上国の一角を担ってきた。現在、李総統の下、政局は比較的安定しているが、本省派(独立志向:野党、民主新進党など)と外省派(与党、国民党)を抱え、多くの国民は中国を刺激することなく現状独立しているとみて、これも難しい選択ではあるが現状維持を望んでいる。

2000年の総統選挙の前哨戦とも位置づけられる98年12月5目の台湾の統一選挙:台北、高雄両直轄市、立法委員(国会議員に相当)選挙において現職の独立を主張する水扁氏を破り馬英九氏が当選。高雄市長は野党民進党が僅少で勝利したものの、立法院は李登輝総統率いる与党国民党が安定過半数を確保。

 

 

 

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