従って、Vung angからラオス経由でタイ東北部に至るルートが一番短いことになり、これからはこのルートが最も理想的な東西回廊となるでしょう。
3) ダナン港、Lien chieu港、国道9号線、14号線、14B号線、40号線の回廊
ダナン港
今のところ、中部ヴィエトナムで最大の商業港です。ダナン湾の西側に位置し、独立した二つの部分、すなわちHan川の河岸に位置するHan川港とTien sa島の港で構成されています。Han川港は全長750mで西岸にバースが6つあり、ダナン市に属しています。港までの河道は水深が6mで、載貨重量5,000トン級の船舶の航行が可能です。
Tien sa港は1967年に建設されて以来、長年にわたって維持・改修が行われてきました。全長182m、幅27mの埠頭が2つあり、このうち埠頭の110mの部分は水深が10.5mで、載貨重量が20,000トンの船舶が4隻同時に停泊できます。
現在の取り扱い能力は、年間150万トンです。
守備範囲は、クアンチ省、Thua Thien Hue省、Quang Nam省、ダナン市、山岳地帯の一部、ラオス南部の4県(サラワン、セコン、Champasae、Attapen)とタイの一部の県です。
Vung ang港と国道12号線回廊が整備されるまでは、この回廊の守備範囲には、サバナケット、サラワン、ウボンラーチャターニ(東部)も含まれ、ラオスやタイからの輸出入貨物や通過貨物は、国道9号線でDong haまで、また、国道1号線でダナンまで輸送されることになります。
ダナン港は改良、拡張が予定されており、Tien sa港ではバースが6つ、防波堤とともに建設されることになっています。国道1号線から港までの道路やアクセス用の橋も改修されます。こうして、港の年間の取り扱い能力は、2000年までに220〜230万トン、2010年までに300〜350万トンに引上げられます。
さらに、Lien chieu─ナムオ(ダナン港の西、Tien sa島の反対側)に、特別なターミナルも建設されます。この区域は防風対策が完全になされており、岸から2km、水深は10mです。載貨重量のより大きい船舶を受け入れるため、河道や船回し場は浚渫を施