・ 対象地域: 東京港、横浜港、名古屋港、四日市港、大阪港、神戸港、北九州港、博多港
・ 対象情報: (シンタックス別)
POLINET(S/IからB/Lまでの21種類のメッセージ)(表5.3.1参照)
UN/EDIFACT(Bay Plan、D/R、S/Iなど13種類のメッセージ)(表5.3.2参照)
CII(国内統一物流標準JTRNによる運送業務11メッセージ及び倉庫業務19メッセージ)(表5.3.3参照)
(2) S.C.NET及びS.F.NET
荷主を中心とした港湾物流ネットワークとしては、1988年に設立されたS.C./S.F.NETセンターによるS.C.NET(荷主/船社間ネットワークで1988年運用開始)及びS.F.NET(荷主/海貨業者間ネットワークで1990年運用開始)がある。両ネットワークはVAN2社(NEC、NTTD)を起用しているがVAN間接続は行っていないのでユーザーは2つのVANに接続する必要がある。
現在のS.C.NET、S.F.NETの対象業務(情報)はS.C./S.F.NETシンタックス及びUN/EDIFACTシンタックスを使用した輸出業務12メッセージ、輸入業務7メッセージ、決済その他業務3メッセージがある。(表5.3.4参照)
(3) 港湾業界の業種別のEDI導入状況
平成8年の運輸省による港湾物流EDIの利用者現況調査報告書によると各業種別のEDI導入率は50%を超えている。この中には個別フォーマット、個別対応ネットワークによるEDIが含まれているためPOLINET、S.C.NET、S.F.NETにおける各業種の稼働率よりも高くなっている。(図5.3.1参照)