農業の発明は同日午後11時59分20秒。羅針盤発明が午後11時59分53秒。キリスト誕生が午後11時59分56秒。ルネッサンスは午後11時59分59秒。そして宇宙船による惑星探検と地球外知能の探索の第一段階をむかえたのが、現在すなわち新年の第1秒目にあたるとしている。
(出所:「エデンの恐竜」 カール・セーガン著 長野 敬訳 秀潤社 1978.4第一章)
35. クーリエ・サービス:民間による国際宅配便。DHL、FEDEX、UPSなどが有名。
「国際宅配便は、もともと海上貨物の船積書類を早く入手する目的で60年代後半に米国で、Dalsey、Hillbom、Lynnという3人のビジネスマンが航空機を利用したのが始まりとされる(DHL社の社名の由来)。米国フォワーダーはエアライン化を進めクーリエ(Courier)、小型貨物運送業を国際的に拡大させ、今日の国際間小型貨物のDoor to Doorの運送である国際宅配便の盛況を招来させた。国際宅配便サービスは運送状、運賃、運送責任が単一で一貫して行われる到着時間が正確な国際複合運送である。
Federal Express、Tiger International、United Parcel Service(UPS)などの一部米国の大手国際宅配便業者は専用貨物機を保有、スーパー・ハブからハブ・アンド・スポーク(Hub and Spoke)方式による集配・仕分けを開始し、小口貨物の集荷配送に威力を発揮し、Overnight Service(翌日配達)を実現した。」(出所:「貿易取引の基礎知識」 八尾 晃著 東京経済情報出版 1998.2)
(3) 「電子」の特性と利用の進展
36. ネッティング:Netting「時点ネット決済」:資金決済の方法のひとつ。相殺決済、差金決済。債権債務を相殺し、差額の決済をもって完了する決済方法。
「支払指図を直ちに実行せずに蓄積していき、当該決済システムに参加している各金融機関ごとに、総受取額と総支払額の差額(受払尻)をそれぞれ計算の上、1日の特定時点(例えば、当該システムの業務終了時点)でこの受払尻のみを決済する方法のことである」。大型の資金を調達・移動・変換するコストとリスクを回避できる。決済システムの健全性維持の観点からも、日中の資金不足などのリスクから解放されるため、参加者は安心して決済業務を遂行できるとされる。しかしながら「時点ネット決済の場合、支払指図の発出から資金決済までに時間的ラグがあることから、その間未決済残高が累積する」「決済時点