5. AOL:America Online
「700万人の会員数を持つ。アメリカ・オンライン(AOL)は1985年にスタートしたが、簡単な操作性と手頃な料金で会員を拡大した。97年10月には、米国で最大手とされていたコンピュサーブを買収するなど急成長を続けている。ただし、接続には独自のソフトが必要になるなど、ほかの商用パソコン通信ネットとは、異なった路線をとる。AOLジャパンは、97年4月にサービスを開始した。接続ソフトの配布など会員獲得を積極的に推し進めながら、コンテンツの管理者であるコミュニティーリーダーをインターネット上で募集するなど、コンテンツ整備も同時に進めている。」
(出所:「日経BPデジタル大事典」1998年版 日経BP社 1998年4月)
America Online: 「1997年春現在で会員数800万人と世界最大の米国最大手のパソコン通信サービス。アメリカ・オンラインと読む。略取はAOL。米国America Online,Inc.社[http://www.aol.com/]が運営する。1997年からインターネット色を強く打ち出し、高速モデムに対応したTCP/IP接続、Webぺ一ジのコンテンツの充実、ShockwaveやQuickTimeに対応した通信ソフトの提供など、パソコン通信とインターネットの機能を統合したサービスを展開している。日本国内では1997年4月から日本法人のエーオーエルジャパン(三井物産、日本経済新聞社との合弁会社)を通じてインターネット接続などのサービスを行なっている。AOLのライバルは米国内ではCompuServeとProdigyだが、日本や英国など世界各国に進出して地元のパソコン通信サービス会社とシェアを奪い合っている。」(出所:「インターネット用語事典」堤大介著 技術評論社 平成9年7月)
6. 電子ブローキング:「電子ブローキングは92年にロイターが始め、93年9月にはSwiss Unionやケミカル銀行など欧米13行がEBS(EIectronic Broking Service)という電子ブローキング会社を発足させた。東京市場においても、96年前半に電子ブローキングが50%シェアーを越し、なお伸長しつつある。」「市場参加者が端末入力で売買注文を出す。24時間取引が可能であり、取引確認が敏速でディーラーのディーリングとバックオフィスの記帳が直結している。銀行の管理機能が向上する上に伸介業者経由よりコスト安である。ブローカー経由は100万ドル売買に15ドル、電子取引なら6〜7ドルですむ。相場は常にディスプレイに表示されていて、ブローカーを電話で呼び出す必要もない。」
(出所:「国際取引と電子決済」 八尾 晃著 東京経済情報出版 1997.1 P148)