日本財団 図書館


2. ブラウザ:Browser

「WWWホームページを閲覧するソフトウェア。Webブラウザとも。米国Netscape社の製品のNetscape Navigatorが代表的で、Windows向けとMachintosh向けとがある。他に米国Microsoft社のInternet Explorer(Windows/Machintosh向け)などがある。なおbrowseは、本を広い読みする、ぶらぶら見て歩くなどが原意。」

(出所:「インターネット用語事典」 堤 大介著 技術評論社 平成9年7月)

3. TCP/IP:Transmission Control Protocol Internet Protocol

「インターネットとUNIXマシンをはじめとするワークステーションのLANの世界的な標準プロトコル。各国のコンピュータがネットワークを通じて対話するための“公用語”として盛んに利用されている。開発されたのは1974年で、1970年代後半から大学や政府組織で普及した。異なるコンピュータ群を接続する必要に迫られたアルパネット(ARPANET)が1983年から公式に採用し、同年UNIXにも用いられ始めた。後に米国防総省の下部機関のDARPAが改良して採用し、実用化している。インターネットはTCP/IPを採用した世界最大のコンピュータ・ネットワーク。TCP(伝送制御プロトコル)は送受信確認、フロー制御などの手順からなる。IP(径路制御プロトコル)はデータグラム転送を担当する。TCP/IPを基本に多くのプロトコルが作られ、世界のLANの標準となっている。(中略)なお、TCP/IPの主な設計者はDARPAのBob Kahnと米国スタンフォード大学のVinton Cerf(いずれも当時)であり、最初はKahn-Cerfプロトコルと呼ばれていた。」

(出所:「インターネット用語事典」 堤 大介著 技術評論社 平成9年7月)

データグラム[datagram]:

「パケットの中の情報。本データの他に、送信元・送信先、データタイプなどの付属情報が入っている。

(出所:「インターネット用語事典」 堤 大介著 技術評論社 平成9年7月)

4. 電子マネー:electronic money

「電子マネーとは通貨価値を電子情報に置き換えたものである。インターネットなどのネットワーク上の電子商取引の決済手段として使われる。また、名刺サイズのカードにマイクロプロセッサを埋め込んだIC(Integrated Circuit)カードに通貨価値を記録して使用するものもある。ICカードの読み書きには専用の端末を使用し、現金の代わりに持ち歩くことができる。銀行の現金自動支払機で現金を引出す代わりに、ICカードに現金相当額を記録する。ネットワーク上の電子商取引の決済に使える電子マネーには、オランダのデジキャッシュが開発した「eキャッシュ」、ICカード型では、英モンデックス・インターナショナルが開発したものやクレジットカード大手の米VISAの「VISAキャッシュ」などがある。」(出所:「日経BPデジタル大事典」1998年版 日経BP社 1998年4月)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION