(注2) POLINET:1986年に海貨・船社・検数・検量の4業種180社の参加を得て、民法上の組合としてシップネッツ・センターを設立し、運用を開始した異業種間VAN。その後1993年に社団法人港湾物流情報システム協会(Port Logistics Information System Association:POLISA)に改組され、今日に至っている.海貨・検数・検量業者からS/A情報(D/R、CLP (注9)、M/W情報)を船社に流し、船社から海貨には受取確認情報(D/Rナンバー)及び確定運賃情報(B/Lナンバー)が返されている。
3. 荷主業界とのEDI
3.1. 業界間EDIシステム
大手商社と大手定期船台杜を中心にS.C.ネット(注3)が稼動しており、船社からは船荷証券情報が、荷主からは運賃支払い情報がEDIで交換できる仕組みになっているが、やはり当初の期待ほどには利用されていない。今後は世界標準に準拠した形での参加者の拡大が試みられるものと思われる。
(注3) SCネット:S.C./S.F.ネットセンターにより管理されている異業種間ネットワーク:当初は別々に運営されていたが、現在は同一の事務局により運営されている。SCネットはShipper-Carrier Networkで、船社からは船荷証券情報が、荷主からは運賃支払情報が流される。SFネットはShipper-Forwarder Networkで荷主からはS/Iが、フォワーダーからは請求書情報等が流される。
3.2. 荷主別EDIシステム
現在、大手荷主で個別フォーマットを使用して個別EDIを行っている会社は数少ない。
今後も増加する可能性は少なく、寧ろGeneral MotorsがEDIFACTによるEDI取