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時々提案内容が変更されるので詳細を追いきれない部分があるが、大掴みに捉えると次のようになる。

1] 暗号化は秘密鍵/公開鍵方式とする。

2] ユーザーの登録を行うRegistration Authority(RA)と、

3] ユーザーの権利証券(negotiable documents)の移転を行うCertification Authority(CA)を設置。

BOLEROによると、CAは世界で一つとする。RAについては当初の段階では一つとするが、将来は各国に一つづつ設置することになろう、という。

 

5 導入実験(LAUNCH PROGRAMME)

98年2月、BOLEROはインターネット上で導入実験への参加者を公募した。

対象としては輸出入取り引きにおいては10以下の「ドライバー」企業(データ交換のパートナー及び中身を決定し、データ交換を推進する意欲と能力のある企業)を中心とした

「トレードチェーン」と2、3の商品取り引きとされ、わが国からも最終的には4商社が

ドライバーとして名乗りを上げる結果となった。

導入実験は無償で提供される「freeware」の性能をテストすることから始まった。実験に必要な機器等はきわめて簡単である。すなわち

PC Pentium 233MHz

Windows-NTまたはWindows95/98

Netscape Communicator ver4.0X

通信環境モデム、インターネットプロバイダーとの契約、等があれば実験に参加することができる。

なお、今後の予定は以下のようになっている。

99年2月改良ソフトウェア(ベータ版)をインストール

99年2月ベータ版ソフトによる最終実験

99年6月商業ベースによる運用開始

 

 

 

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