日本財団 図書館


(4) フレームリレー

LANの普及とともに、広域ネットワークの構築をLAN間接続により実行しようとする需要がこの数年非常に高まっている。INSネット64はLAN間接続の普及に大きな貢献をしてきたが、必ずしも万能の通信サービスというわけではない。たとえば、INSネットの回線交換サービスは、高速通信は可能であるが、通信の多重化、情報量課金といった点ではカバーされていない。ここで、LAN間接続特有のニーズである通信の高速性、通信の多重化、情報量課金を満たすために生まれたサービスがフレームリレー(NTTではスーパーリレーFRサービス)である。

 

フレームリレーサービスの特徴を下記に示す

1] N対N(複数対複数)の通信が可能

フレームリレーサービスは、専用回線と同じく接続先が固定である。(一般公衆回線やINSネットは接続時に相手先の番号を指定するダイヤルアップ接続となる)専用回線との違いは、専用回線が1対1の接続になるのに対し、フレームリレーの場合は1対複数、もしくは複数対複数の接続が可能となる。

図2-7に両者の接続形態を示す。

 

037-1.gif

図2-7 専用回線とフレームリレーの接続形態

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION