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4. 航行船舶の制限

 

長江の航路としての高さ、水深の航行制限の問題から、現在のところ1万トンクラスの外航船は南京まで直行可能であるが、それ以降はバージに積み替えられて航行している。

しかし、このバージは

・ 船形はコンテナ船用バージの場合、20TEU積み程度が主流であり、それを連結する形で行われる。

・ 上海から宜昌までは6隻で運行され、そこから上流(重慶)は2隻である。これは川幅制限のための措置である。

・ コンテナ専用バージは2段積みが原則。水位が深い場合は3段積みも可能。

となっており、複数のバージの積載量の合計で100TEU程度の航行は可能であっても、大型の単一本船の航行は不可能な状態にある。

 

長江航行船舶

015-1.gif

船隊を組み、1隻のプッシャーバージで押している

 

 

 

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