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ですから特に持続可能性という事で、我々は人間のlife-styleに対しての予想と言う事を考えなければいけないし、又消費についてのパターンとか量とかいうものを考えなければいけない。しかし利用サミット、その他に関しても環境の持続可能性というのは10年とか100年という単位でしか語られなかった訳です。それと、対照的に我々がここで2日間聴いた色んな話、この地球の中の断裂、これは10万年単位の話な訳です。通常の生活の中では、この様な人間の進化というものを適切な展望の中でこう言うこの時間を見なければ、はっきり見えないはずであります。政治家は明らかに人々に対して色んな課題を与える訳です。21世紀と言うものが、本当に地球から大きな恩恵を受ける事に拠って、我々が残りの世代に豊かなものを与える事が出来るのかと。しかし、こうしたフォーラムの中の持続可能性を言う定義の中でやはり技術が我々の長期的な救い主になるという考え方を持っている訳です。life-styleの変更。それから技術の使用と言うものでありますけれど、これはやはり地球についての知識をベースにしなければならない訳です。

ここで科学的なこの洞察が、このMeetingの中で様々な形で話された訳ですが、我々は沢山の学ぶべきものが残っているという事です。まだ我々のこの地球の理解が足りないという事であります。我々にとって非常に重要な、特にlife-styleのこの持続可能性という事ではまだまだ知るべき事が残っているという事は非常にすばらしい事であったと思います。

さて、地球掘削という事でありますけれども、我々の海洋学、気象学の経験から、我々は大気とか、海洋とか言うのは、単に地表だけを見ても分からないという事です。このsamplingの解析、それから非常に高い大気とかあるいは海底下と言うものを全て見る事によって、何が起きて居ると言う事が初めて分かる訳です。又同じ様な事が、固体としての地球についても言えます。ですからSolid Earthがやはり重要な課題であると言う事を申し上げなければいけないと思います。この例えば海洋の掘削と言うのは、地球の内部を考える事によって資源あるいは自然災害と言うものに関しての貢献も期待できるものであります。又、これに付け加えてすばらしかった事は時間的な変化。この固体なる地球に関しては非常に広いという事です。いわゆる大気と海洋と同じだという事であります。前は海底の堆積物のレベルでこう言う事を言われた訳ですけれども、異なる、より高い解像度で異なる時間的な枠で、湖沼の堆積その他を見ますと地球の将来に対してのpotentialityというものが掴めて来る訳です。ですから地球の将来システムと言うものを研究すると言う事がやはり我々としては予防学的な将来のための、この非常に重要な研究にもなる訳です。これは各々の世代に対して、そしてscientistに対してどの科学技術のフロンティアでもそうでありますが、より良い教育的な根拠と言うものを与える、また探査的、あるいはintelectualな課題と言うものを与えると言うものが普通であります。

今回の議会のスピーカーの方達の話から分かったように、海底掘削をする事によって私達は様々な事を学ぶ事が出来る。そしてキチンと運営されているプロジェクトと言うのは本当に沢山の知識を私達にもたらして呉れるという事です。ソロモン先生から先ずお話が始まりまして、そして彼のお話の中で私達はこの2日間の会議に於いてOD21のお祝いをする為に集まったんだ、という風におっしゃいました。このOD21のお祝いをするというのは、興奮した科学者達が集まってただ単にお祝いをするのではなくて、これによって恩恵をもたらされる一般の人達も、お祝いをするんだと言いました。今回参加して下さった、海外のゲストの方だけではなくて、皆さん方、ここに来て下さった聴衆の方々にもお礼を申し上げたいと思います。そして、このprojectのvisionを構築して下さっているすばらしい人達に対して、お礼を申し上げます。このフォーラムに於いて、私達が確認した事と言うのは、これから先皆が共通のビジョンとして追求して行きたいと思っております。そして成功を祈念しながら、私の方から閉会の言葉ときして頂きます。それでは、正式の閉会という事で議長の方へマイクをお返しします。

 

(堀田)

Bridenさん、どうも有り難うございました。

それからパネリストの皆様方にも、お礼を申し上げたいと思います。OD21、我々が提案しておりますこのprojectをきっかけにお集り頂き、今21世紀に向けて我々がこの地球システムを如何に理解し、対応して行くかと言う事に対して共通の認識が出来たという事を認識しております。どうも有り難うございました。

 

 

 

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