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そしてそれらが今後2003年以降のIODPの掘削の取り組みに向けて、成功裏に国際的な科学的掘削のプログラムを行うために、どのように今後とも協力関係を推進して行くことが出来るのかについて言及して行きたいと思います。

 

(OHP-2)

これが今迄の協力関係を分類化した訳ですけれど、まず第一にこの掘削技術そして掘削のコストの共有化に関わる協力です。

二つ目の分野が、国内の他の科学組織との協力です。これはODPとその他の目的を持つ科学研究所などの協力を構築する事です。Emmermann教授が申されました様々な協力関係に加えて、この掘削技術に関しましては国際大陸掘削計画は(ICDP)とODPの協力関係が米国などで構築されております。最近Core Robertsに於てこの協力関係によって掘削が成功裏に終える事が出来ました。このCore Robertsに於ける試料回収は非常にうまく行きました。また、機械についてもですね、ハイエース(HYACE)、これはヨーロッパのグループとのツールとの共有化なのですが、EGIという米国のグループがありまして、ユタ大学の組織です。また、ODPは最近掘削船でOD21の2003年に向けて使われるものの協力があります。こうした科学的な協力関係が今促進されておりまして、他の科学分野との協力は非常に重要であります。

ODPは北極圏掘削計画の分野に於ても協力しておりまして、今作業グループが組織されています。ODPと北極圏掘削計画との共通の目標に向けて協力を行っておりまして、出来ればこのCentral Arctic Oceanに於ける掘削を実施しようとしています。それからODPと科学専門家との協力なんですけれど、これはハイデートの研究者とODPの研究者が協力しています。ニュー・マージェント・プログラムでは、国際的なグループと米国のグループが組織されまして、どうすれば非常い浅い海で、この大陸縁辺部での掘削とサンゴ礁内での掘削の面で協力しています。日本とはOcean Seismic Network(Leg 186)を使いまして、地震計を各国にnet workの拡大を目指して設置すると言ったような形で協力しています。最後に、アント・ストラート(Leg.178/188)との協力関係があります。これは科学者のグループであり非常に優先度の高い海洋科学で、特に南極に関する所で協力を行っております。これは海洋の掘削プログラムなんですが、南極に於ける掘削活動でこの南極の氷床の展開に関する研究であり、そのことに拠って、プリンスベイでleg178を使った掘削を行う予定になっております。また、他の科学グループの支援も行っております。これはinfra-structureの構築に向けてです。科学掘削を30年間も行っておりますので、今既に非常に強力なinfra-structureを持っておりまして、コア・プロセッシングの方法、データの処理の方法など、非常に信頼できるデータベースを持っておりますし、また、コアのデータベースはdepositoryにもありますし、また、科学的な成果なども多く出版し発表しております。ですからこの分野に於てはもう少し協力が必要だと考えておりますが、これらの協力を期待して、我々にアプローチして来ている所もあります。しかしながら重要な協力関係は次のようなものです。

この重要な理由は、これは次のグループについて話しますが、特に重要です。というのはODPは今迄この地球科学に於て、一つのシステムとして研究するという意味では、先進的な役割を果たして来た訳です。学際的な科学組織であり、従って地球を各学際的な側面から今迄研究してきた訳です。そういう実績がある訳です。従って、今後の期待できる協力関係としましては、やはりこうした協力関係を強力にするメカニズムを構築する事です。つまりこの様なワークショップを通して、各科学分野に渡るような結果について議論し、その重要性を理解して頂く事が重要です。この右側のODPのadvisory structureの中には、Detail Planning Group、そしてProgram Working Groupと言うのがありまして、他の科学組織との連携などを強化するための取り組みが行われています。共通の目的に向かっての協力関係を進めている訳です。で、その下で様々な地球のシステムのトピックスについてのworkshopを行っております、海水準についてのworkshop、それから気候記録についてのworkshop、それからAGU(米国地球物理学連合)の海洋学のworkshopもパナマなどで行われておりまして、今やこのプランニング・グループでは地震発生帯などに関するworkshopも計画中ですし、さらに新たにライザー掘削船を使った場合の地震発生帯の研究の方法についても現在検討されています。

 

 

 

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