これもいつも我々は疑問に思うのですが、こんな風にホントに見えるのかというのが常にあってこれは、そう言う事がいいのかどうか分かりませんが、どうしても見た目ににそれがある種のインパクトがあるかどうかと言う事と、こんな事して研究者の方から怒られないか?という事と、いつもその両方をハカリに掛けながらやっているのですけれども、それを何とか近づけようという努力をしながら作ってます。ですから多分研究者の目で見ると違和感のあるところがあると思いますけれども、要するに非常にvisualizationというのは、理屈で2000年かけて深海底を回っている海流があるんだよ、という風に言われても分からない部分があると思うんですね。そういう意味では映像化するという事の意味は大きいんじゃないかと思います。
これも、本当に河みたいに流れているのか、とか、特に太平洋に行ってからこれをどういう風に描けばいしつかとか、非常に苦労しました。最終的には色んな方のcheckを受けながら、「これでいいか」という、多分満足されてはいないと思いますけれども、「マア、いいか」というお返事で作っているという所もあります。
そういうことで、今日は特に見えないところをどの様にして映像化して行ったかと言うことを中心にお話させて頂きましたけれども、これからも、私どもとしても「海」についてはですね、色々また新しい興味も沸いてきたり、それこそこの「OD21」と言うのはその中でも1つの大きな話題だと思いますが、これからも苦労しながら、次のシリーズをまあ考えるという風に思っております。なかなか、とりとめのない話で大変恐縮ですが、有り難うございました。
座長:(どうもありがとうございました)
(生き物地球紀行の映像を紹介)