・白亜紀の年代色で海水の温度と言うものが掘削によって決める事ができました。
・巨大海台の噴火であると言う事が判ってきました。
・黒色頁岩は今世界中の海に在ると言うことも発見しました。
・(それと今日は話しませんでしたが、)地球磁場の歴史と言うことも判ってきました。
・(そして、)その様に掘削によって判って来た白亜紀の世界像と言うのは、例えば地球の温暖化が起こった場合に、地球はどの様になるのか、と言うことを過去の記録として示してきました。
・それから石油資源がそもそもどの様に成り立って来たのかと言う事を我々に教えて呉れます。
・それから重要なのは、地球環境と微生物の問題です。シアノバクテリアは、今の地球環境の将来という事に関して勘定に入れていません。しかし、将来の温暖化の世界では非常に重要な役割を果たすかも知れない。ある意味では、夏の霞ヶ浦があおこで覆われている時に、シアノバクテリアに関して有り難うと、言っている訳なのですけれども。
この様に、我々はどういう将来に対してどの様な取り組みをするにせよ、地球システムの本質について知らない限りは、我々の将来について確固たる指針を与える事が出来ない。深海掘削計画(ODP)およびOD21は、その事について重要な貢献をすると、そう言う風に考えられます。
どうも有り難うございます。