5.5 社会における役割
以上の開発・運用・研究体制のもとで、気候変動研究においてはモデリング、観測、シミュレータ開発からなる総合的な取り組みを行い(図64)、地球温暖化など地球規模の諸問題における不確実性の減少に貢献することを目指します(図65、図66)。
また、地震研究においても、洋上からの広域探査、潜水船等による近接調査、海底地震計等による長期観測と連携して深海掘削による現象解明、モデルの精密化、高感度の観測網の確立を目指し、効果的な防災対策に資することを目指します(図67)。
さらに、二酸化炭素排出削減の面からも注目されているメタンハイドレートを安全かつ環境に悪影響を与えないため、メタンハイドレートが存在する大陸斜面の安定性についての研究を行います(図68)。