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環境条件;

メキシコ湾内、ブラジル沖及び西アフリカ沖の代表的な3つの自然環境条件下にてシミュレーション計算を行った。

ENV1;Max.drilling condition

ENV2;Stand by condition BOP disconnected(注;要注目)

ENV3;West Africa

其の結果の風速、波条件、及び潮流データーを示す。

078-1.gif

 

078-2.gif

 

シミュレーション結果;

位置保持能力の評価基準は最大エクスカーション、(ENV1での?)平均動力消費と(ENV2での?)最大動力消費である。

Gusto 10000型のシミュレーション結果の値がテーブル3に集約されている。

インタクト状態;

規定されているエキスカーション値かつ有効動力以内であるため、インタクト状態では各種のシミュレーション条件下に於て位置保持可能である。

エキスカーション値は水深の1%を越えてない。最大掘削波高3.4mに於て船を風上に立てた状態で平均動力消費値は約1.55MW、ピーク時の動力消費値は7.26MWで有る。

NMD-2故障状態;

スタンバイ状態で、配電盤セクションの故障によるスラスターT2(艫)とT7(バウ)計2基同時不稼働の場合、船を風上に立てた状態でも本船はゆっくりと掘削地点から離れてゆく。然しライザーがBOPから切り離されているので問題ない。

 

 

 

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