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ひとつ、できているところがあります。神奈川県の横浜の水源は山梨県の桂川です。その水系のネットワークの中で、横浜のメンバーは桂川の水源の水をペットボトルに詰めて(ペットボトルを使うことについては非常に悩んでいる)、デポジットにして売っています。ペットボトル1本毎に10円ずつファンドにしています。そのファンドを流域の水をどうするかということに使う試みをして、たぶん5年ぐらい経ったと思います。これが琵琶湖・淀川・瀬戸内水系でできないか、ということです。

水道代に、水道水1m3あたり1円乗せるのはどうか、と言ったらこっぱみじんに怒られました。下げる話はいいけれども、上げる話は絶対にままならないというのです。ただ、それをきっちりと、あいまいな会計監査をするところではなく、市民も参加するような透明性のあるところで管理するような基金にすれば、琵琶湖流域を含めていい水になるわけですし、いい水になれば皆さんの飲み水を買う量、ペットボトルの水を買う量も減る。源水がよくなれば、途中の高度処理水にかけている費用もそれほどかからない。原理原則で言えば、元の水をきれいにすることが最も大事なことだと思っています。ですから、何らかの具体的な仕組みづくりも後半のシンポの中で皆さんのアイディアがいただけたら、と思います。

 

【片寄】今日のメンバーの中でやはり一番お金のことがよくわかっている人がおられてよかったです。

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どこへ持っていったらいいかわからない。何を我々は使って生きているのか、何を飲んでいるのかさっぱりわからない。そういう不気味なことについて詳しくお話をいただきましたが、後半はもっとこれが深まっていくといいなと思います。今日は会場にその道の専門家がかなりみえていますので、会場からのご意見・ご提言などをいただければと思います。

 

一応一人ずつお話をいただきましたところで、ちょっと休憩しましょう。

 

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片寄 俊秀

 

 

 

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