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表2.5.1 サツキマスの漁獲高

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(農林水産省水産局 1937年資料から)

 

驚いたことに、1番とれていた河川は淀川なのです。2番目が木曽川、3番目が太田川、天龍川、長良川と続きます。サツキマスは長良川だけではなく、淀川を中心とした近畿地方全体の川にいたのです。サツキマスは川と海とを行き来する生活を繰り返しているので、移動障害がなくなれば皆さんの近所の川にも再び戻ってくる可能性があるのです。

兵庫県の揖保川、それから加古川、なんと武庫川にもサツキマスは遡っていました。

海と川とを往復する魚は、移動障害である堰堤やダムがあるとその生活史を全うすることができず、絶滅してしまうわけです。現在、川には様々な堰堤が構築されています。

 

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写真2.5.24 砂防堰堤(兵庫県 揖保川 八丈川) (田中)

 

これは兵庫県揖保川の八丈川につくられた落差5mほどの砂防堰堤です。

 

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写真2.5.25 砂防堰堤下のコンクリートのたたき (田中)

 

 

 

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