? 労働力の概要? 造船所の経営状況
?-1新造船部門
1996年には、フィリピンの新造船活動はバージ、タグ、漁船その他、平均500GT級の規模の単純な船種だけに限られていた。過去2年間の新造船部門の生産数値は第5表に示す通り。しかし興味深いことに、現在新造船活動は上昇に転じたことが認められる。
1997年には建造量が前年より隻数ベースで100%、総トン数では5倍の増加を示した。政府の政策面でのリーダーシップと計画の実行が、海事産業全般の好転につながる、このような新造船部門の特筆すべき趨勢をもたらしたものと思われる。
一方、同期間にMARINAは、国内で建造された船舶4隻の輸出許可申請を承認した。Tsuneishi
Shipyard(Cebu),Inc.は、1997年に輸出向けに14,000GTの撒積船3隻を建造した。
第5表 船種別1996-1997年国内建造船の隻数と合計トン数

出所:MARINA造船監督局