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西サモア

 西サモア代表団は、自国の海運業の沿革を要約して紹介した。特に国営海運企業2杜、内航海運と外航海運、海員養成学校、海運関連法規などに触れた。
 インドネシア代表:トケラウや米領サモアには海運業発展の可能性があるか?
 米領サモアは別個の島で、アメリカ合衆国の領土となっている。米領サモアには週1回の定期便がある。漁船の入渠工事の潜在需要は大きい。トケラウは船舶の基地の島で、本島から1時間の距離にある。ちなみにサモアから米領サモアへは約8時間掛かる。
 フィリピン代表:サモアに一番近い国はどこか?
 フィジーからわが国は1時間15分の距離、ニュージーランドからサモアまでは飛行機で4時間で来られる。
 フィリピン代表:外国投資の制限はあるか?
 制限はない。外資系のメーカーで最大のものはヤサキ。車両用配線に特化した会社で、従業員は3,000人いる。
 オーストラリア代表:サモアの主要産業は何か?
 観光、次いで製造業と漁業だ。水産物を米領サモアにある缶詰工場に輸出している。
 マレーシア代表:造船所はあるか?
 国内に、船外機を搭載した小型漁船を建造する民間造船所がいくつかある。ニュージーランドから輸入した大型漁船も3,4隻あり、漁獲を米国やニュージーランドに輸出している。
 フィリピン代表:修繕用の支援施設、溶接工場などはないのか?
 米領サモアに乾ドック設備がある。

 

 

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