2. MEPC 42に提出のバラスト水管理関連文書検討
法的枠組み
2.1
作業部会は、バラスト水管理・制御のための規則制定を目的とした、以下の三つの選択肢(MEPC
42/8/1)を銘記した。
.1 既存MARPOL73/78附属書の改正
.2 MARPOL73/78への新付属書追加のための議定書
.3 新条約
作業部会は、法的枠組み問題を次回MEPCに延ばすというプレナリーの決定を考慮して、本件に関してはあまり注意を払わなかった。
事務局は、各選択肢毎に、内容の概要を用意するよう要請された。
2.2
次回会期には法律専門家を各代表団に含むべきという米国提言に、総体的承認が得られ
また、各代表団は、会期中間期に、法的枠組みに関する個々の立場を検討し、MEPC
43に報告することを約束した。
規則案検討
2.3
作業部会長は、作業部会がこれまでに作成した規則・コード案(MEPC
42/WP.1/Rev.1、付属1)について、今会期中にプレナリーに審議のため提出するためさらに改正を加え、かつ、完了すべきことを想起した。
本件関連議論の結果は、後述第3.1〜3.13項に記載している。
バラスト水管理計画及び標準報告書形式
(MEPC 42/8/6、MEPC 42/8/8、MEPC 42/INF.33)
2.4 ICS及びINTERTANKOは、総会決議A.868(20)の下に採択されたバラスト水管理ガイドラインに基づいた、バラスト水管理計画モデル
を提出した。
当該計画モデルは、船舶所有者・運航者が、各船舶のための個々のバラスト水管理計画を、矛盾のない形式で作成することを援助するために作成されたものである。
当該冊子は、二つのパートから成っており、パートAは、船舶及び運航会社への指針を述べており、また、パートBは、国家及び国際要件に関する助言を述べている。
当該計画モデルは、以下のような構成となっている。
第1節: 船舶詳細
ほとんどの検疫当局が要求している、船舶及び詳細の概要を確認するための情報並びにその他の船舶関連情報
