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b フェオフィチン

 図?.2−5には、フェオフィチンの変化を示した。 なお、フェオフィチンの分析結果は、巻末の資料;1.3に収録した。
 全体の変化傾向は、クロロフィルaと同様で、滞留時間が短時間(流速が速い)ほど多くの植物プランクトンが付着・吸着し、滞留時間が長い(流速が遅い)ほど電位印加による殺滅効果が高い結果が得られた。
 ただし、印加による殺滅効果は、滞留時間10秒以下では表れないなど、クロロフィルaほど敏感に表れなかった。 その理由は、印加によって損傷を受けた細胞のクロロフィルaがフェオフィチンに変化するなど、印加による効果がフェオフィチンの減少に直接反映し難いためと考えられる。

 

図?.2−5  フェオフィチンの変化

 

 

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