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地球に優しい灯台

 海上保安庁では、全国の沿津海域に約5,300基の灯台や灯浮標(以下「光波標識」という。)などの航路標識を設置しており、これらは船舶航行の援助施設として重要な役割を果しています。
 これらの光波標識は、離島、岬の先端、岩礁上、洋上などに設置されることが多く、一般の商用電力の導入が困難なため、鉛蓄電池、空気電池(大容量一次電池=定期交換が必要)や自家発電装置により電源を確保していましたが、電池の交換や燃料の運搬等に多くの労力と経費を費やしていました。
 このことから海上保安庁では、その電源として太陽光充電や波力発電などの自然エネルギー利用することを早くから進め、他の分野に先駆けて実用化を図っており、国際的な取り組みが議倫されている地球温暖化対策を始めとする地球環境保護にも配慮して、地球に優しい自然エネルギーの導入を積極的に押し進めています。

 

灯台構造別姿図

石造灯台               レンガ造
  

 

 

 

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