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 さらに西山専務理事は「この両議案は、前年度と同様に年度途中において、事業の追加等による事業量または予算額等の変更が予想されるので、その場合には従前同様、その処理を会長に一任願ってその都度処理を行い、次期総会で了承いただくことを承認願いたい」と付言した。
 以上の説明のあと、両議案を提案どおり議決した。

役員の選任

 第5号議案「役員の選任」は寺井会長が次期役員候補名簿を提示して「現理事のうち、大久保猛さん、池上武男さんは任期満了をも って役員を解任する。鳥越喜寛さん、細見忠美さん、田島邦雄さんを選任したい」と提案があり、本件も全員一致で議決した。
 この後、来賓の土井運輸省運政局長からあいさつ(1ぺージに掲載)があり、総会を終わった。


会議を要領よく進めた役員席

常勤役員の選出

 総会に続き、本年度第2回理事会を開き、会長および常勤役員を次のとおり選任した。
会長=寺井久美(再任) 理事長=富田 長治(再任) 専務理事=西山 知範(再任) 常務理事=田島邦雄(新任) 常務理事=細見忠美(新任)

40周年記念祝賀会

 日本海難防止協会創立40周年記念祝賀会は、総会終了に引き続いて同会場に多くの関係者の出席のもと開いた。
 主催者を代表して寺井会長があいさつ、来賓の土井運輸政策局長、相原海上保安庁長官、寺島日本財団常務理事、原田昇左右衆議院議員からそれぞれ祝辞があり、日本船主協会を代表して五月女理事(第一中央汽船社長)が乾杯の音頭をとった。

 感謝状の授与

 また、この席で寺井会長から岩井聰氏(東京商船大学名誉教授)に感謝状が授与された。これは、岩井氏の永年にわたる海難防止に関する調査研究など多くの功績をあげられ、当協会の育成発展に寄与されたことに対して感謝の意を表したもの。


感謝状を受けた岩井東京商船大学名誉教授


乾杯の音頭をとる五月女第1中央汽船社長

平成10年度事業計画の概要

補助事業

 日本財団
(1)海難防止・海洋汚染防止の周知宣伝
a 海難防止キャンペーン(全国海難防止強調運動、他)
b 海上安全・環境保護講習会
c 海難防止訪船指導
d 広報誌「海と安全」(月刊)の発行・配布
e 周知宣伝用教材の配布等を実施し海難防止ならびに海洋環境保全思想の普及と高揚を図る。
(2)海事の国際的動向に関する調査研究
 次のIMOの委員会に参加する。
a 海難防止関係
  MSC(海上安全委員会)
  NAV(航行安全小委員会)
  COMSAR(通信・捜索救助小委員会)
b 海洋汚染防止関係
  MEPC(海洋環境保護委員会)
  BLG(ばら積み液体と気体物資に関する小委員会)

 

 

 

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