7. IBCコード上の二硫化炭素の運送要件の見直し
7.1 当小委員会は、BLG 2はCEFIC提出文書BLG
2/6に示す二硫化炭素の運送要件に関するIBCコード改正提案を審議し、ESPH作業部会に対し当該提出文書及びCEFICのオブザーバーが提供する追加情報に基づきこれら提案を評価するよう指示したことを想起した。
7.2 当小委員会はまた、BLG 2はESPH作業部会の報告を受けて当該部会が適切な要件は将来の当該部会の会合にもたらされる工業界の諮問の中で策定されるであろうことで合意したことを銘記し、当該部会に対し会期間会合でこの問題をさらに審議し、BLG
3でさらに審議できるよう報告することを指示した。
7.3 ESPH作業部会会期間会合の報告書の関連部分(BLG
3/12、セクション12)及び、本件のより詳細な情報をIBCコード改正案文とともに提供している文書BLG
3/7(インタータンコ及びCEFIC)について今期会合で審議する中で、貨物の覆いとして使用する水の排出による海洋環境への有害影響の懸念が表明された。当小委員会は、文書BLG
3/7にある要件は事実上IBCコードの関連要件の代替として提案されていることを銘記し、二硫化炭素の高い有害性に鑑み当該要件提案をさらに審議する必要があることで合意し、ESPH作業部会に対し当該提案要件を当該物質の現行輸送モードを考慮して詳細に審議し、BLG
4に勧告するよう指示した。
7.4 上記の行動に鑑み、当小委員会はMEPC及びMSCに本件の完了目標期日を1999年に延長するよう要請した。