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MEPCの今後3会期における議題に含まれるべき本質的事項

 

19.11 当委員会は、本報告書付属13に記載の、今後3会期のための議題を承認した

 

会期中間期間会合

 

19.12 当委員会は、ESPH作業部会の会期中間期会合を1999年に開催するという提案を承認し、かつ、理事会の承認を要請することで合意した。

 

作業/起案部会の運営

 

19.13 議長は、制御しきれない作業/起案部会の数により、今会期MEPCが困難な局面にあることに言及した。
議長は、当委員会及び様々な作業/起案部会に出席する代表団に感謝する一方で、この問題をいかにして克服するかについて、当委員会の見解を求めた。
議長は、最初のコメントを求める一方で、次回会期で予定されているように、当委員会が、MEPCの今後の作業予定を十分に検討することを指摘し、また、本件に係る見解の全般的やり取りを、次回会期に実施すべきことを示唆した。

 

19.14 バハマ代表は、MEPCは、2つを超える作業部会開催を検討すべきでないこと、また、起案部会を前もって決定すべきでないことを提案して、現行IMO作業方式への重大な懸念を表明した。
同代表は、以下の点を指摘した。

 .1 例えば、カリブ海、アフリカ、ラテンアメリカ、東南アジア諸国にとって、 複数の作業/起案部会への参加には、大きな制約がある。

 .2 参加を制限するいくつかの理由が存在する。
第一に、地理上の問題があり、当所ロンドンで開催される多くの会合のそれぞれのために、世界中から多くの人々が飛来することは高額の出費となる。
第二として、多くの国々にとって、適切な専門家の数が限られている。
第三として、作業/起案部会に加わるため要求される流暢な英語のレベルで話せる適切な専門家の数は、さらに限られている。
 .3 何故これほど多くの部会が必要なのか。
通常の返答は、作業をすばやく達成しなければならないというものである。しかしながら、MEPCが、事務局長に促されて、新規則策定よりもむしろ規則履行を強調するという正しい決定をなしたにもかかわらず、何故、早急に多くの規則を制定しなければならないのか。
 .4 優先度、より広範囲から参加できるように付属部会数の削減、また、少数よりも大多数の必要性に沿った時間割の調整について再考すべきである。

 

18.15 多くの代表団が、バハマの見解に同意し、また、次回MEPCにおいて、本件を深く検討すべきと思慮していた。

 

19.16 しかしながら、いくつかの代表団は、バハマが表明した懸念に共鳴する一方で、作業部会数削減提案には同意することができず、本件を次回MEPCにおいて、MEPCガイドラインの適用に関する議題の下に検討すべきことを提案した。

 

19.17 当委員会は、上述のような議論をして、バハマが提起した点に関する議論の重要性を認識し、また、次回MEPCにおいて本件を徹底的に議論することで合意した。
各加盟国政府に対し、次回MEPCに各国コメントを用意するよう要請した。
当委員会は、議長が、事務局と共同して、次回MEPC審議のためのベースとしての文書を準備してくれたら、審議に役立つという見解に共鳴した。

 

 

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