7. OPRC条約・OPPR会議決議の実施
EPC 41のOPRC作業部会報告
7.1 当委員会は、MEPC 41における OPRC作業部会報告書(MEPC
42/7)を検討の上、大筋で承認し、当該報告書(MEPC
42/7)付属2に含まれる作業部会予定及び完了目標日を容認した。
油汚染調整センター
7.2 OPRC条約第12条の下に事務局に課せられた責任遂行のための事務局能力に対するOPRC作業部会の懸念に関し、当委員会は、OPRC作業部会に対し、いかにして、その懸念をより明確に理事会に対し表明できるかについて、さらに研究することを指示した。
7.3 OPRC作業部会暫定報告書(MEPC
42/WP.13)を受取り、当委員会は、以下の作業部会の見解を銘記した。
.1 OPRC条約は、相互援助及び国際協力の重要性を認識しつつ、条約に効果を与えるためにIMOが応じるべき義務及び責任範囲を確立した。
当該義務及び責任には、情報サービス、教育訓練、技術サービス・援助が含まれる。
.2 大半において、これらの役目及び活動は果たされていない。
これらの機能及び活動は重要性を持続し、また、提案されているHNS議定書が採択された場合、より重要性を帯びることになる。
.3 特に、OPRC条約批准を検討中又は進行中の非締約国に対する、加盟国政府の役目及び活動の必要性が明白である。
7.4 OPRC条約履行についての上述懸案事項を是認し、かつ、汚染のための準備・調整・援助ユニットの恒久的要員配置を可能とする財源分配を目指して、これらの懸案事項を理事会に伝達することにより、その中(第12条)に含まれるこれらの義務及び責任に効果を与えるのに必要な手段をとることを決定した。
HSN-OPRC議定書案
7.5 当委員会は、有害・有毒物質の汚染事故に係る準備、対応及び協力に関する議定書の起案書(MEPC
42/7/Add.1)について、条項毎に検討した。
当該議定書の改正案を準備するため、当委員会は、起案部会を設置し、以下に反映されている事項を指示した。
前ページ 目次へ 次ページ