2. 各小委員会の報告
第3回BLG小委員会の報告
2.1 当委員会は、第3回ばら積み液体及びガス小委員会(BLG)の報告書(BLG
3/18及びMEPC 42/2)を審議して、大筋で承認し、以下に示す措置をとった。
MARPOL附属書Iの見直しの進展
2.2 当委員会は、MARPOL 73/78附属書Iの見直しに関する進捗状況を銘記した。
油記録簿の記載事項
2.3 当委員会は、油記録簿記載問題を銘記し、BLGのさらなる作業のため、以下の指示を与えた。
.1 第20(4)規則の3つめの文は、最初の部分を削除することにより、"IOPP証書を持つ船舶については、油記録簿の内容は、少なくとも英語又はフランス語で記載しなければならない。"とし、油記録簿の旗国の言語による記載を非強制化することができる。
したがって、最後の一文は、"旗国の公用語による記載がある場合で、……は、旗国の公用語による記載が優先する。"で始まることになる。
.2 BLG小委員会は、油記録簿への英語又はフランス語による記載を、国際航海に従事する船舶のみに要求する可能性について検討すべきである。
MARPOL附属書IIの見直しの進展
2.4 当委員会は、汚染形態及び船型に関しての新基準がさらに整備されるべきことを認識し、MARPOL73/78附属書II見直しの進展を銘記した。
当委員会は、本件が、IBCコード全物質に対する新GESAMP
Hazard Profilesの仕上がりに左右される実状にあるので、予想よりも長くかかることを銘記した。
2.5 当委員会は、IBCコード全物質GESAMP
Hazard Profilesの可及的速やかな完成の必要性についてのBLG小委員会の意見を銘記して、GESAMP
EHS作業部会に対し、本件に優先権を与えるよう要請した。
2.6 当委員会は、新GESAMP Hazard Profilesのための作業が、現行IMO予算配分内で完成されるという理解のもとに、新たな完了目標の2002年をおりこんだ、MARPOL附属書IIの改正に関するBLG委員会の概略行動計画を承認した。
2.7 当委員会は、2002年という新たな完了目標年は、GESAMP
EHS作業部会が、3年以内にIBCコード製品を再評価し得ることに基づいていることを銘記し、また、追加の会合及び支援を助長するのに十分な資金供給がある場合にのみ完成し得ることも銘記した。
当委員会は、再評価に対する予算上の絡みから、BLG小委員会に対し、さらなる情報提供を要請した。
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