13.OPRC条約及びOPPR会議決議の実施
13.1 OPRC作業部会は、1997年9月15〜19日の間会合し、かつ、その作業を続行しており、MEPC
40に対する報告は、MEPCの是認又は指導を必要とする事項についてのみであった。
それゆえ、当委員会は、事前に、検討及び承認のための、MEPC
40におけるOPRC作業部会の報告書の全文を持っている。
当委員会は、OPRC条約の批准又は受諾国の数が、MEPC
40時の32から38ヶ国に増加したことを銘記した。
MEPC 40 OPRC作業部会報告書
13.2 当委員会は、MEPC 40 OPRC作業部会報告書(MEPC41/13)を承認し、かつ、以下の項に反映されている措置を講じた。
INFコード物質輸送に関する緊急時計画
13.3 当委員会は、INFコード物質輸送に関する、各国のための船内緊急時計画規定及び陸上緊急時計画策定に関する検討を続行するという作業部会の意向を銘記した。
13.4 日本は、本件はISMコードで十分にカバーされていることを理由として、陸上緊急時対応計画の必要性についての疑念を表明した。
HNSをカバーするためのOPRC条約拡大
13.5 OPRC条約の、有害・有毒物質(HNS)への拡大適用のための法的手段策定のステータスを銘記した。
13.6 当委員会は、2000年の会議開催を目標とした現行の作業予定に関し、会議開催についての理事会への要請は、MEPC
42において最終決定され、かつ、確固たる決定とするため、HNSをカバーするためのOPRC議定書草案を、各条項毎にMEPC
42プレナリーで検討することに同意した。