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4、議題

(1) 議題の採択

(2) 他機関の決定

(3) 条約の採択等

(4) ばら積み貨物船の安全性

(5) 訓練当直

(6) ISMコード

(7) 無線通信及び捜索救難

(8) 設計設備

(9) 旗国

(10) ばら積液体貨物及びガス

(11) 航行安全

(12) 技術支援

(13) 人的要員

(14) 総合安全評価

(15) 海賊及び武装強奪

(16) 条約の実施及び関連事項

(17) 難民の危険な行動

(18) 他機関関連

(19) 委員会ガイドライン

(20) 作業計画

(21) その他

(22) 報告

 

5、審議内容

(1) 議題の採択

 会議に先立ち事務局長オニール氏より、今次会合の重要な議題とし、STCWの実施、ISMコードの実施、バルクキャリアの安全などをあげ、特にISMコードが多くの船舶に適用される完全実施日(2002年7月1日)までの4年間に本コードを確実に実施するよう、本委員会、海運業界、船級協会などに要請した。その後、議題については事務局案の通り承認され、議事が開始された。

(2) 南アフリカ沿岸のTSS

 異議なく了承され、英国海図から同避航水域を削除することとなった。

(3) マ・シ海峡における強制船舶通報制度

 ワーキンググループにおける審議に先立ち議長ラーメイヤ氏(オランダ)より、本提案の内容が一時的なものであり、強制船舶通報制度に関するガイドラインとクライテリアに規定がないこと、また提案内容の施行まで時間がないことを考慮するよう要請された。本件に関しては、INTERTANCOより、航海中の本通報が航海者に与える負担が大きいことから難色を示したのに対し、シンガポールからY2K問題は交通量の多いマ・シ海峡の航行安全にとって重要であるとの発言があった。以上の討議を踏まえ議長より、ノーティス・トゥー・マリナーによって周知を図るとともに、MSCサーキュラーを発出してはどうかとのアドバイスがあり了承された。MSC70は本3カ国提案をノートするとともに、MSCサーキュラーを発出することとなった。

 

 

 

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