４、議題
（１） 議題の採択
（２） 他機関の決定
（３） 条約の採択等
（４） ばら積液体貨物及びガス
（５） 航行安全
（６） 防火
（７） 訓練当直
（８） 復元性・満載喫水線及び漁船の安全
（９） 危険物・固体貨物及びコンテナ
（10） 無線通信及び捜索救難
（11） 設計設備
（12） 技術支援
（13） 人的要員
（14） 総合安全評価
（15） INFコード
（16） 海賊及び武装強奪
（17） 条約の実施及び関連事項
（18） 他機関関連
（19） 委員会ガイドライン
（20） 作業計画
（21） その他
（22） 報告
５、審議内容
（１） 議題の採択
会議に先立ち事務局長ｵﾆｰﾙ氏より、今次会合の重要な議題とし、SOLAS締約国会議（ﾊﾞﾙｸｷｬﾘｱの安全）決議を受けた検討、ﾀﾞｰﾋﾞｼｬｰの事故に関する検討、航路指定、海賊及び武装強奪などがあげられた。その後、議題については事務局案の通り承認され、議事が開始された。
（２） 79 SAR条約の改正
SAR条約上、航空機を捜索救助活動の対象とはしないとする我が国からの提案を行なったが支持されず、原案通り承認された。
（３） マ・シ海峡 強制船舶通報制度
沿岸3カ国から寄与文書を基にﾏｲﾅｰな修正が報告され今次会合における採択が求められた。これに対しINTERTANCOから、実施を遅らせるつもりはないとしつつも、MSC96/5/12による修正を求める提案がなされたが、ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙから、この問題は既にNAV43で検討済みであり今回検討するべきでないとの意見がなされた。結局、INTERTANCOからの提案についての対応を次回NAV44でﾏﾚｰｼｱが文書で提出することになり、本件については原案通り採択され、98年12月1日0000UTCから実施されることとなった。
