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8. 海外・国内調査

 

平成10年度の研究の一環として、「港湾施設・水域調査ユニット実用化の研究」を進める中で重要であり、かつ、調査ユニットのデータ作成・処理において重要な役割を持つ画像計測技術およびその関連機器について、これらの情報を有するメーカー、大学等の研究機関、国の関連機関等を訪問し、各種調査を実施することによって、その結果を本研究に反映する。

また、本研究の過程で明らかとなった「港湾調査データの位置づけ」としてのデータベース活用法GISについて、国内企業および運輸省を対象として、その現状と今後の展開について調査を行い、調査ユニットのデータを生かす枠組みについて検討進める材料にする。

 

8.1 海外調査(画像処理技術、機器、ソフトウェアの既存技術調査)

調査ユニットの機能として、画像計測による気中部の計測があるが、この画像の処理技術、画像処理(計測)機器、画像処理ソフトウェア等の基本技術について、世界的にも進んでいる米国の企業・大学等を調査することにより、最新技術の情報を入手し、調査ユニットへ取り込むべく検討を行う。

 

8.1.1 Data Cube社

訪問日;平成10年8月31日(月)

面会人

Mr.W.Forbes Pollock;President・CEO

Mr.Michael Curos;Wintel Systems,Business Manager

 

Data Cube社の商標MaxPCI(Peripheral Connect Interface)を始めとする各種画像処理演算処理装置は、Pipeline処理を基本とした、通常のPCのCPUに対応したもので、Hardを感じさせないPrograming用Software群(例えば、Image Flow、Wintel System)により、目的に合った形で、Realtime性能の優れたものである。どんな瞬間にも、DataはPipelineを通っており、PCのCPUがBatch処理を基本にしていることと際だった特徴を有している。(Data Cubeの製品を添付資料8-1に示す(カタログより抜粋))

応用例として、抄紙機の表面の傷の有無をRealtimeに調べるもの、医療用に画像を高い信頼度でRealtimeに処理し、Storeするもの、高速で動く目標を追うもの等がある。

ICの集積化がすすみ、PC用のCPUも高速になっている。1998年の末には500MHzを達成するだろう。

 

 

 

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