6.4 詳細仕様
データフュージョンソフトウェアの詳細仕様を各機能毎にまとめて、以下の述べる。
6.4.1 調査ルート設定
調査ユニットで調査を開始する場合、計測域を分かり易くし、計測をより効率的に行うために、あらかじめ調査するフィールド(港湾)の電子地図をシステムの画面上に呼び出し、使用するカメラの要目、撮影距離(岸壁から調査船までの距離)等の項目を設定するとともに、表示した地図上に調査航路(測線)を設定する。
これによって、カメラが捉えられる画像の範囲等を考慮して、それを基に調査船の撮影位置を測線上に求める。
デジタルカメラの画像は、ある重なりを持ち、なおかつ重なりすぎないようにデータを取得していくことが重要であるため、画像の取り込みは、この測線上をある一定距離分だけ移動した時に行うものとし、事前に設定した距離だけ測線上を移動した時点で、HYPACK側からのトリガー信号を受けて、デジタルカメラのシャッターを押下し、画像を取り込む仕様とする。
この調査ルートは、先に述べたデータ階層に準じて、プロジェクト毎に設定する。
次頁に調査ルート設定の、処理のフロー図を示す。また、ユーザーインターフェースである表示画面と、画面毎に設定可能な機能について述べる。