3.3.2 調査ユニットの機動性
本調査ユニットは、災害の発生後に迅速に被災現場に急行することが求められる。
対象となる災害が、地震災害であるか、台風災害であるかは分からないが、調査ユニットの出動要請を受けた後、現地まで調査ユニットを迅速に移送する必要がある。
現地までどの様なアクセスを取るかは分からないが、少なくとも、本調査ユニットはヘリコプターや4tonトラックもしくは、1BOXカー2台程度に、構成ユニット毎にまとめた機器類を積み込み・運搬することが可能で、現地で設置対象となる小型船舶上にて容易に組立・設置できる必要がある。
そこで、調査ユニットの構成を以下のとおりとし、機動性を持たせることを考える。
(図3-2:調査ユニットシステム設置図を参照)
調査ユニットは、以下の代表的な機器で構成される。
・マルチビーム超音波測深装置
・動揺計測装置(含むGPS)
・写真計測装置
・小型ROV
・データ処理・記録装置
これらの装置の構成ユニットはおよそ以下のとおりである。