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(2) 施工中の水域の検査機能

・岸壁、防波堤等の工事における出来形の計測、捨て石投入の管理などが可能。

既に運輸省から評価証を交付されている、東亜建設工業株式会社の「GPSを利用した港湾工事システム(ベルーガ)」のような機能を持たせる。

・水域の深浅測量が可能。

水域の管理業務の一環として、泊地等の深浅測量を可能とする。

 

(3) 港湾施設のデータベース作成

・港湾施設の測量機能を持つ。

非常時と平常時の差異を比較するために必要な作業でもあるが、管理対象の港湾施設の要目を電子データとして保持しておく上でも、港湾施設の測量機能が必要であると思われる。

・港湾施設の検査記録を取り込むデータベースを作成する。

日常行っている保守・調査業務の結果を、簡便に扱えるデータベースを持つとともに、港湾の測量データとリンクさせることにより、施設に関するデータを一括して効率的に管理する。

 

3.1.1.3 調査ユニットに要求される機能への対応

平成9年度の研究でまとめた調査ユニットの概念案について、上記でまとめた調査ユニットの要求機能に基づき、その対応の可否をまとめた表を以下に示す。

 

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