29]　桜江太鼓(さくらえだいこ)　島根県　演奏曲　はなし山(やま)

　

　

地元伝説「はなしやま」の故事より「ウントコドッコイショ」と云う、お年寄りの掛け声を「太鼓化」している。

創作太鼓の世界は、今乱打傾向を迎えているようだ。派手に、力任せに打つ世界を、誰もが目指しているかの如くである。ロック指向もちらついている。

私達は、和太鼓のふるさとを追って見ることにした。素朴な中に親しみを込めて、そして「間」を感ずるゆとり、古きよき時代の人情をも織り込んで、こんなオリジナル曲を織り成して見た。

派手さはないが、一人ひとりが、心を通わせて、勝手に打つ楽しさを聞いていただきたい。

　

30]　橘太鼓響座(たちばなだいこひびきざ)　宮崎県(県連代表)　演奏曲　ひむか若衆(わかしゅう)・大太鼓響打ち(おおだいこひびきうち)

　

　

古来より、日本の音、文化の魂として鳴り響き続けている和太鼓。いま、日向の国の若者たちが故郷宮崎の自然や歴史・文化・人の心などを太鼓の音に託し、力強い鼓動を伝える。

それは、大地に降り注ぐ太陽の音、それは青く澄み渡る大海原のつぶやき、そしてそれは彼方に聞こえる古の調べ。橘太鼓「響座」は、平成の新しい歴史を築き上げようと、橘の町から日向の鼓動を打ち鳴らす。

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