さだ須佐太鼓は、昭和57年に出雲風土記に記されている須佐之男命を祭る佐田町の須佐神社の膝下で、「須佐太鼓振興会」として誕生しました。
21世紀の新時代に向かって「スサノオ」を町のシンボルキャラクターに、町づくりが推進されるなか、太鼓の響きを新しい息吹にと、若い打ち手25名で構成し活動しています。
発足以来、週2回の練習を重ね、レパートリーの中でも、スサノオをモチーフに鬼面の出で立ちで、視覚的演出を凝らした目田鬼面太鼓は、特に好評で「全国育樹祭」での演奏や、出雲ドームで開催された全国太鼓フェスティバル出演を機に、「中四国文化の集い」に県代表として出演、香川県丸亀市で開催されている「日本の太鼓祭」への出演など近年飛躍的に成長しました。
須佐太鼓10周年を機に、名前を「さだ須佐太鼓」に改め、アメリカ・ジャパンウィークで念願の海外公演を実現することもできました。
昨年1997年3月からは、「さだ須佐太鼓ジュニア」を結成し、毎週1回、14名の小学生が練習に励んでいます。
これからも、県内外へますます活動を広め、太鼓をとおして佐田町のPRと地域づくりに努めていきます。
32] 安達太良太鼓保存会(あだたらだいこほぞんかい) 福島県(県連代表) 演奏曲 安達太良(あだたら)ばやし
昭和59年に詩人高村光太郎の智恵子抄で名高い安達太良山の麓の町で生まれ、本宮町、大玉村、白沢村の南達地域の活性化をはかり、人づくり、ふるさとづくりの基盤とするために「祭ばやし」を総称し、かつ、旧跡及び四囲の環境を太鼓の響きとして後世に伝承すべく、長野県御諏訪太鼓宗家小口大八先生のご指導のもとに奥州岩代国「安達太良太鼓」を創作し、人々に感動を与える太鼓を打ち鳴らしたく日々研鑽に励んでいるところであります。
この間、国内においては、筑波科学博覧会「日本の祭り」、新宿太鼓フェスティバル、国宝松本城太鼓フェスティバル、陸前高田市全国太鼓フェスティバル、日比谷公会堂での日本太鼓全国太鼓フェスティバル、ふくしま国体冬季大会開会式、長野オリンピック「歓迎と激励の二千人太鼓」等の大きなステージに出演させていただき、また、海外にありましては、アメリカ、ベルギー、北アフリカ諸国、東南アジア諸国、中国等の国々で、人種を超えた交流演奏をさせていただいております。
今日は、全国の神々が集まるという出雲国の巨大なステージで演奏できる喜びを胸に、力いっぱい演奏したいと思います。