勘川 直幸(かんがわ なおゆき)(昭8.6.3生・徳島県鳴門市)
多年にわたり競艇の運営に携わって公正、安全、健全な発展に寄与するとともに、関係団体の幾多の要職をも歴任して、海事思想の普及並びに青少年の育成、福祉の向上に貢献された。
1] 豊富な知識と経験を基に、徳島県モーターボート競走会会長等として競艇事業の公正、安全かつ健全な発展を図るとともに様々な活動を積極的に企画推進して海事思想の普及、海事知識の啓発、海事産業の振興発展に寄与している。特に海の記念日(海の日)の行事には、計画への参画、実施に力を注いでいる。
昭和35年から49年の間、海の記念日(現・海の日)を中心に年数回「水上スキー教室」を開講して、海に親しむ機会を作るとともに海事思想の普及を図り、今日の徳島県下における水上スキー発展の基礎を作った。
2] 昭和37年から55年の間、海の記念日を中心に地元・鳴門市の児童を対象とした「少年少女ゴムボート大会」(参加者合計4800名)を、また、37年と38年には「模型モーターボート競技大会」(600名)を開催し、児童も父兄も一緒になって競技を楽しんだ。
海の記念日には毎年、母子寮の児童や児童養護施設の児童らを招待して、各種行事を楽しんでもらうほか、47年からは山間僻地の小学校の児童(49校、約2000名)を招待しており、多くの児童が楽しい体験を通して海の知識を深め、海の活用や海の大切さを学ぶ良い機会となっている。
3] 昭和46年から、8月の日曜日に児童を対象とした「徳島県下少年剣道錬成大会」(参加者合計・3000名)を開催し、青少年の健全育成に努めている。また、毎年敬老の日には地元の金婚、ダイヤモンド婚に該当する夫婦(これまでに4600組)を顕彰する等、各種の事業を通して福祉の増進を図るとともに、海事思想の普及啓発に寄与している。
また、四国海事広報協会理事、琴平海洋会館理事、海上保安協会徳島支部常任幹事、鳴門市防犯協会理事、鳴門市交通安全協会理事等の要職にあって、海事思想の普及、海事産業の発展、地域社会の発展等に広く貢献している。
((社)全国モーターボート競走会連合会推薦)