金井 文夫(かない ふみお)(昭9.8.26生・群馬県高崎市)
国鉄(現・JR)に勤務する傍ら、多年にわたり高崎市交通安全指導員等として地域住民の交通安全に貢献するとともに、青少年の健全育成に貢献された。
1] 昭和46年6月高崎市交通安全指導員を委嘱されて以来、毎朝午前7時20分頃から約1時間、登校時における児童・生徒の通学の安全のため、保護・誘導活動を行っている。
群馬県は、埼玉、栃木、福島、長野、新潟の各県と隣接し、また、周辺に赤城山、榛名山などがそびえ、スキー場、温泉、行楽施設等も多くある。なかでも高崎市は産業・経済活動はもとより市民生活上でも交通の要衝となっており、鉄道網の分岐点、多くの国道、高速道、バイパスが交錯しているため危険個所も多い。交通安全の確保は住民にとって重要であり、氏の永年にわたる児童生徒に対する交通安全指導活動は住民に深く感謝されている。
2] 交通安全運動が全国的にまた県単位で展開される4月上旬、7月上旬、9月上旬、12月中・下旬には、交通関係各団体と連携して、ドライバーなどに対する交通安全チラシの配布、交通安全パレードをはじめ各種祭礼等で混雑する場所の交通整理・誘導を行っている。
また各地区の老人会の交通安全教室で経験に基づく適切な指導を行ったり、幼稚園・保育園、小・中学校の交通安全教室に積極的に参加して指導にあたり、道路の横断方法や自転車の安全な乗り方などの実践的な教育、講話などを行って、交通安全思想の普及に献身的な活動をしている。
3] さらに、スクールゾーン内の危険個所の点検や交通安全標識、カーブミラー、ガードレール等の整備状況の調査や点検も行っている。
特に、退職した平成元年からは、交通安全指導員としての活動のほか、地域の交通安全全般にわたるリーダーとなって活躍し、交通安全思想の普及・高揚と交通事故の防止に努めている。
4] 地元小学校、中学校のPTA会長等を務め青少年の指導育成にも尽力した。
(群馬県推薦)