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三村 義雄(みむら よしお)(大14.5.3生・福井県武生市)

事業を営む傍ら、多年にわたり学校教育、社会教育、スポーツの振興、交通安全対策、環境の美化等を行い、幅広く地域社会の振興発展に貢献された。

1] 昭和46年から武生市連合PTA会長等として学校と家庭の連帯意識の向上に努め、老朽化した学校施設等の整備に物心両面の支援を行い、学校教育の充実及びPTA活動の活性化を図った。

2] 昭和49年から体育協会の役員として市のスポーツ教室に、シェイプアップ体操、ソフトバレーボールなど誰でも参加できる楽しい種目を増やすよう提案し、スポーツ人口の拡大に尽力した。

また、17回の歴史を持つ菊花マラソンは、発足当初は、1300名程度であったが、氏の努力により現在は県内外からの参加者も多く4000名にも達し、北陸の秋を彩る期待の行事として定着させた。その他各種スポーツに市民が進んで参加し楽しめるようにした。

3] 交通安全協会役員として、交通安全指導、交通安全思想の普及啓発に尽力している。市内の事業所、各種団体、一般市民をあげて毎年交通安全大会を開催している。交通事故の被害者体験発表や寸劇等を取り入れたり、小学生鼓笛隊先導によるパレードを行うなど効果的な企画を図っている。

4] 平成4年から社会教育委員会委員、委員長として、市の特色を生かした生涯学習の推進体制の確立に指導力を発揮して、特に生涯教育の内容面では「武生文化士」の育成制度を設け、先見性、独創性は県内外から注目を浴びている。

「武生文化士」:武生文化士の養成講座を受け、武生の歴史・文化・自然・産業等の造詣を深めた者として認定試験に合格した人。文化活動の指導・助言、生涯学習の講師となり、観光客等に対して郷土を紹介し説明を行うなど、武生市の歴史と文化の担い手になる。

5] ライオンズクラブ会長、商工会議所副会頭、観光協会会長等の要職にあって、環境美化、景観保護などに力を注いでいる。特に、平成9年には「日野川を愛する会」を結成、武生市のシンボルである日野川の清掃奉仕を市民に呼びかけ、美しい川の流れを取り戻すとともに、自然を愛する心、ふる里を愛する心の醸成を図った。その他、市民と一体となって市の活性化と振興発展に尽力している。

(福井県教育委員会推薦)

 

 

 

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