山口 源一郎(やまぐち げんいちろう)(大15.10.13生・群馬県北群馬郡伊香保町)
多年にわたり、群馬県伊香保町の区長等として生活環境の美化や防犯、交通事故防止等に努め、住みよい町づくりに貢献された。
1] 伊香保町は、榛名山の中腹にあって東京からもほど近く、四季折々の美しい自然に恵まれ、温泉、ゴルフ場と観光資源も豊富で、多くの観光客が訪れる町である。
副区長、区長として昭和46年以来、町政全般にわたって住民への橋渡し、住民からの悩み事相談、苦情や要望事項等の調整や取りまとめに尽力し、住民と一体となった地域活動を行っている。
2] 町の美化について住民と話し合い、昭和54年から花いっぱい運動を推進している。夏にはサルビア、マリーゴールド、ベゴニア等、冬には葉ボタン、ナンテン等をプランターに植えて商店街や旅館、石段街等に配布し、観光地のイメージアップと美化を図っている。
また、年に2回全世帯参加による道路清掃を実施したり、ゴミの不法投棄をしないよう見回るなど生活環境の改善、保全に努めている。
3] 防犯運動推進のため住民の意識の向上を図るとともに、区長会が音頭取りをして夏には4日間(8月)、秋には1日(11月)防犯パトロールをしている。特に夏の防犯パトロールは、夏休みの開放感と心のゆるみから青少年の夜遊び、車上狙い、バイク盗難等の犯罪が多く発生する時期であり、警察官と協力して一体となって実施し、青少年の非行化防止に努めている。秋は、行楽シーズンを迎えて全国地域安全運動に合わせ、非行化防止・犯罪防止と交通道徳の高揚に取り組んでいる。
4] 夏と歳末に、助け合い運動の一環として、福祉施設入所者や恵まれない人たちの慰問をしている。
5] 水沢地区には集会所がなく、町行政に対する座談会の開催、区の行事の相談、子供会育成会の打ち合わせ等に不便を来していた。氏が自ら町との交渉、寄附の交渉等に奔走した結果、昭和54年「水沢地区集会所」が設置され、地区の活動の促進が図られた。
町の長老として、いまも快く町民の相談に乗っている。
(群馬県推薦)