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大垣 淳司(おおがき じゅんじ)(大13.5.24生・栃木県栃木市)

多年にわたり栃木県の高校教員として勤務した後、昭和58年から大宮地区公民館長等として、生涯教育の充実などを図り地域の活性化に貢献された。

1] 高校教員時代の指導力と行動力を認められて、昭和58年から公民館長等を委嘱され、運営と施設の充実等に心血を注いだ。また、教育者として地域全体の相談役を買って出、気軽に市民の相談に応じ親身な対応をした。

2] 平成4年度に、青少年育成教室を開設した。子供たちの運動離れ、遊び離れなどは問題となって久しいが、あまり場所もとらないで、特別の技術・訓練をしないで誰でも出来る楽しいスポーツや遊びはないかと考え、ニュースポーツ教室を取り入れた。グラウンドゴルフ、輪投げ、昔からあるコマ回し、竹馬など理屈抜きで楽しめるものを考え、定員を設けず自由に参加できるようにしている。

また陶芸教室も設け、創作意欲を駆り立てている。

3] 高齢者の生きがい教室は昭和47年から続いているが、交通安全、福祉、ダンス、軽スポーツ、教養講座など時代にマッチした取り組みを行った。200名定員、若返りをねらって盛況である。

家庭婦人の教養教室は同51年からあるが、皆と相談しあって造花、手作りブローチ、藍染めなど、物を創る楽しみなどを取り入れている。定員50名。情報交換の場としても好評。

その他、ワープロ、パソコンによるインターネット講座なども取り入れて情報社会に対応してきた。

4] 毎年行われる地区体育祭、地区文化祭などに実行委員長として企画運営を行ってきた。

5] 昭和60年からコミュニティー推進協議会長となって、香典返しの簡素化(職場関係者等の場合、香典額を低額とし、お返しはテレホンカード程度にする)など生活習慣の改善を図った。また、コミュニティー活動の一環として公共施設の清掃、除草を住民の手で行うことを推進したり、平成9年に完成した丸沼長瀞公園に桜の植樹(10本)をするなど、住民の憩いの場の充実を図った。

6] 平成5年運動広場運営委員会を組織し、委員長となって地権者との交渉や行政機関との調整役として奔走し、同6年4月大宮運動広場の開設を実現した。生涯学習の拠点である公民館の建て替えにあたっても(平成9年完成)、中心的役割をつとめるなど、幅広く地域のために尽力した。

(栃木県推薦)

 

 

 

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