寺田 伊三男(てらだ いさお)(昭4.10.1生･三重県名張市)
多年にわたり、障害者を中心とした医療分野において地域医療と福祉の連携を重視した活動を続け、障害者福祉をはじめ福祉施設の向上など社会福祉に貢献された。
1] 昭和55年から寺田病院理事として医療分野において地域住民の安心の確保に努めるとともに、高齢者や障害者の福祉についても医療との密接な連携を重視した先駆的な取り組みをし、自らが関わった福祉分野での経験を生かし、奉仕の精神を基盤として地域におけるあらゆる分野での交流、振興、福祉活動を率先して行い、社会福祉に貢献している。
2] 名張市手をつなぐ親の会会長として、同時に三重県精神薄弱者育成会理事として｢障害のある子をもつ親として今何をすべきか｣という観点にたち、行政等へ要望するだけでなく、現在、将来を見据え、保護者が共に考え行動してゆける会として会員の意識の啓蒙を図るなど、知的障害者福祉の推進に尽力した。
名張市に初めて公設として設置された小規模授産施設｢もみじの家｣の施設長として、障害者への適切な指導を進めるとともに、施設を拠点として保護者や広く一般にも、作業所が果たすべき重要な役割について啓発に努めるなど、積極的な取り組みをした。
3] 社会福祉法人の理事等として、名張育成会では地域拠点施設の名張育成園の役割を認識し施設の運営をとおし施設福祉の充実、知的障害者福祉の推進に、また青い鳥会彦根学園では視覚及び知的の重複障害者施設にふさわしい施設整備に積極的に携わるなど、地域における住民のニーズに応えた総合的な福祉事業の展開に尽力している。
(三重県推薦)
