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立山 光男(たてやま みつお)(大15.10.12生・鹿児島県鹿児島市)

昭和45年鹿児島海洋少年団に指導者として入団以来、多年にわたりボランティアで団員の訓練指導や指導者の育成、団や地域組織の活性化に努めるなど、青少年の健全育成に貢献された。

1] 昭和45年4月海運業を営む傍ら、団員30名の鹿児島海洋少年団の指導者として入団して以来、ほとんど毎週日曜に行われる訓練に欠かすことなく参加し、非常な熱意をもって小学生中心の団員に手旗、水泳、カッターの漕ぎ方等を指導した。厳しい中にも愛情のこもった指導ぶりから、団員はもとより父兄からも共感を受け、同54年副団長として指導にあたる頃には80名の団員を擁する組織に育てあげるなど、地域青少年の健全育成に大きく貢献した。

2] 昭和53年から18年間、鹿児島海洋少年団副団長として団員の訓練を指導するとともに、若い指導者の育成や少年団の運営に卓越した手腕を発揮し、同54年鹿児島市に常陸宮殿下、同妃殿下をお迎えして開催した第28回日本海洋少年団全国大会(全国111団・参加者4768名)の実行委員として、中心的な役割を果たし、大会の成功に寄与した。また、平成4年南九州地区の8団118名が韓国を訪れ、釜山、ソウルの海洋少年団と交流した日韓親善友好行事には、鹿児島団を率いて参加し国際親善に努めた。同8年鹿児島団団長になるとともに日本海洋少年団南九州地区連盟(10団)の事務局長になり、組織の発展に尽くしている。

3] 団長として、礼儀作法、弱者へのいたわり、地域社会への奉仕を重点として団員の指導にあたり、毎月第3日曜には訓練の場である鹿児島新港入り口灯台付近の海岸の清掃を実践しているほか、7月の海の日、8月上旬の港まつりにおけるパレードには積極的に参加、また沿道の交通整理等も実施している。

地区連盟の事務局長として新しい少年団の設立に努め、平成9年10月には団員10名で発足した熊本県の荒尾団の創設に尽力した。

4] 氏はまた昭和62年以来、鹿児島市立少年自然の家の運営委員として、小・中・高校生に対する社会教育の振興と施設の運営について、青少年の健全育成に多年携わった経験と豊かな識見に基づく提言を積極的に行っている。

((社)日本海洋少年団連盟推薦)

 

 

 

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