佐藤 勝政(さとう かつまさ)(昭9.7.11生・徳島県美馬郡美馬町)
徳島県美馬町において、多年にわたり青少年補導員として活躍するとともに関係団体の要職を歴任して、地域青少年の非行化防止と健全育成に貢献された。
1] 昭和45年4月徳島県美馬町、半田町、貞光町、一宇村で構成される美馬西部青少年補導センターの補導員、平成6年からは同連絡協議会会長として、常に温かい目で見守り愛情と理解をもった補導、心理行動等を理解し問題の原因を把握して希望を与えるような補導、少年の考え方を尊重した街頭補導活動を、55名の補導員に率先して実践している。
また、補導員としての職務に必要な、少年の特性の理解、少年のプライバシーの保護等について指導し、補導技術の研修、補導員の協調と融和を図っている。
2] 昭和54年美馬町内外にスーパーやショッピングセンター、ゲームセンター等が進出して少年たちの行動範囲が広がったことから、連携した補導活動が必須であるとして美馬西部補導連盟を結成した。民間から寄付を募ってパトロール車を購入して、数年間にわたり夜間パトロールと広報活動を実施し、少年の非行化防止と住民の青少年健全育成意識の向上に貢献した。
同55年青少年の健全育成には教師や親のみでなく、地域社会の諸機関・組織や一般住民の理解と協力連携が重要であるとの考えに基づいて活動を推進しようと、町内の社会福祉協議会、婦人会、青年団、老人会、町内会に呼びかけて美馬町青少年会議を結成、翌56年には美馬町青少年健全育成推進協議会へと発展させるなど、町を挙げた青少年の非行化防止と健全育成活動に大きな役割を果たした。
3] 他人を尊重し理解協調するためには、積極的に挨拶し会話をすることが重要であると、昭和54年美馬町PTA連合会総会で、いまも美馬町社会教育活動の柱の一つとして続いている「あいさつ運動」を提案し、町内小中学校の児童生徒や全住民に呼びかけて実践した。
(徳島県推薦)