山本 昌巳(やまもと まさみ)(大13.4.18生・山口県下松市)
昭和46年徳山市に海洋少年団を結成させて以来、率先して団員の指導にあたるとともに関係団体の要職を歴任、さらには韓国海洋少年団との交流に努めるなど、青少年の健全育成に貢献された。
1] 昭和46年徳山海洋少年団創設の発起人となり、同年10月の結団後は副団長、団長として自ら訓練計画の策定、団員の訓練、指導者の養成に努め、以来、団の発展に寄与している。
翌47年日本海洋少年団山口県連盟創設の発起人を務め要職を歴任して、平成7年4月からは会長として県大会、指導者・年長団員リーダー研修、身体障害者との合同海浜キャンプ訓練等の企画実施に努めている。なかでも県大会は、県下の各海洋少年団の親睦と交流を深めるとともに、毎年実施するリーダー研修により若年指導者の養成を図るなど、青少年の健全育成に尽力している。
2] 昭和53年3月県連盟の事業として初めて韓国親善訪問研修を企画実現して以来、隔年に実施して平成9年で11回の訪問研修を重ね、この間、57年以来これまでに8回代表団長となって活躍、韓国海洋少年団連盟との交流を通じて、日韓両国の友好親善に貢献している。
同63年韓国海洋少年団連盟大邱聯盟と相互交流活動を協定し、団員・指導者46名を徳山市に招請して合同合宿訓練やカッター訓練を実現して以来相互交流を重ね、これまでに5回同市へ招請するなど、国際交流を通じて青少年に国際社会活動の重要性を学ばせた功績は大きい。
3] 昭和54年3月県連盟第1回団員沖縄派遣を企画実施し、以来、同58年第2回、平成4年第3回の代表団長を務めて、団員に沖縄戦跡の社会勉強と平和の尊さを学ばせた。
4] 昭和60年7月日本海洋少年団連盟全国大会の徳山市開催に際し、主管団の大会実行委員長として統率力と優れた手腕を発揮し、成功に導いた。同大会では初めて韓国海洋少年団聯盟を招請参加させ、同8月には韓国聯盟主催の海洋祭に招請を受けて韓国派遣団副団長として活躍するなど、両国海洋少年団が国レベルで相互交流を行う基礎づくりに努めた。
活動を休止していた中国地区連盟の立て直しにも活躍、また、山口県の青少年育成関係団体の要職をも歴任して、ボランティア活動、社会教育活動を実践し、青少年の非行化防止と健全育成に尽力している。
(山口県教育委員会推薦)