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片島 美代子(かたしま みよこ)(大6.11.8生・兵庫県神戸市)

神戸市において昭和37年以来、団委員長としてガールスカウト活動の推進に活躍するとともに、青少年団体の要職を歴任してその発展に努めるなど、青少年の健全育成に貢献された。

1] 昭和37年4月ガールスカウト兵庫県第11団発団以来、団委員長として青少年の社会参加活動や仲間づくり活動を推進し次代を担う若者の豊かな個性と可能性を伸ばし、健全な品性と優れた人格をもって社会に貢献する人づくりに尽力している。これまでに少女(約2300名)、リーダー・成人(約1300名)、約3600名余にのぼる青少年の健全育成に努め、現在も少女、リーダー・成人80名の指導にあたっている。

同44年から6年間、町を美しくする運動に協力し横断歩道への手旗設置、盲学校での水泳指導、三宮・元町などでのゴミを入れる袋の配布、また現在まで児童養護施設「少年の町」での清掃・洗濯・裁縫の手伝いなどを奉仕の精神をもって実践している。

2] 昭和44年ガールスカウト神戸地区協議会会長として、神戸市内16の青少年団体が集まり相互の連携と幅広い活動の振興を図る神戸市青少年団体連絡協議会の結成に協力した。また、同45年から23年間にわたり日赤救急法普及会の副会長・顧問を務め、ガールスカウト神戸地区協議会の活動に救急法を広めるため、講義・実技を行う講習会を積極的に開催して普及に努めた。

氏の努力が実を結び同47年から毎年夏、海開き前に海岸を美しくしようとガールスカウト、日赤奉仕団、日赤奉仕団アクアラング隊が連携した須磨海岸クリーン作戦を実践しており、平成9年には約2000名が参加している。

3] 昭和48年以来、神戸市青少年団体連絡協議会の副会長、顧問として青少年団体の育成と青少年活動の推進に尽力している。また、同50年から現在まで精薄施設・愛心園の後援会委員として募金活動などを積極的に行っている。

夫君の逝去後は、夫君が昭和35年に発団させたボーイスカウトの育成会長も兼務して活動を続けているなど、地域青少年の健全育成に幅広く貢献している。

(神戸市推薦)

 

 

 

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