宇野津 享(うのつ すすむ)(昭8.5.11生・兵庫県姫路市)
多年にわたり地域少年サッカーの育成に努めるとともに、社会体育の振興とスポーツ医として健康管理や競技力の向上に傾注し、地域スポーツの振興に貢献された。
1] 昭和48年姫路市で整形外科医院を開業以来、スポーツ医学の研究に全力を傾注し、同53年6月市内白鳥・青山など6小学校区の小学生の健康の維持・増進と健全育成を目的として、白鳥フットボールクラブ(団員24名)を設立して育成会長になり、サッカーの指導に努めた。これまでの卒団生は400余名、現在も少年と社会人チーム約150名の団員が活動している。
2] 昭和54年姫路市少年サッカーの母集団である姫路市少年サッカー育成会会長になり、平成10年4月まで29団体・団員2650名、指導者250名、育成会(父兄等)5100名を取りまとめ組織の充実と拡大に尽くした。また、同60年からは体育指導委員となり地域の社会体育の振興にも積極的に活動するなど、同市におけるスポーツ全般の発展に幅広く寄与している。
3] 昭和62年スポーツ傷害に対する診断・治療と予防体制の充実を図る日本整形外科学会認定のスポーツ医、平成3年特に心臓、腎臓等の内科系の疾病について専門的な診断と治療方法を研究し予防方策を検討啓発する日本医師会認定健康スポーツ医となり、成長過程にある生徒たちの野球、ソフトボール、水泳、バレーボール、卓球、剣道、柔道等、数多くの学校スポーツの選手たちの治療にあたっている。
4] スポーツによるケガ等の診断と治療及びそれに伴うカルテ・診察データの分類・分析、さらにはそれらに基づく日常生活や競技生活上の指導・助言等、選手に対するきめ細かな健康管理により、競技力の向上に著しく貢献しており、スポーツ選手たちの心身両面にわたる指導医として果たした役割は大きい。
(兵庫県教育委員会推薦)